繊細と洗練とが見事に融合し、素晴らしいオーラを放ちながらも変わることのないカジュアルなスタイル。リシャール・ミルは、RM 07-01 オートマティックの表現により、ラグジュアリーウォッチの新しいパラダイムの創造を示し、独創的で革新的な世界に深く足を踏み入れました。エレガントかつ大胆なデザインが、確かな技術との完璧に調和することによって、すべての審美的要素へと結実しています。RM 07-01 オートマティックは、過去の慣例を参考にすることはあっても、何にも縛られることはありません。過去、現在、未来と、あらゆる事象に適応可能なその特性によって、洗練の極みを体現するために常に変化をし、身に付ける人を魅了してきましたし、これからも魅了し続けるのです。
RM 07-01 自動巻きムーブメント
スケルトン加工を施した自動巻きムーブメント、時・分表示および可変慣性モーメント ローター搭載
約50時間(± 10%)
地板では素材にマイクロブラスト加工とエレクトロプラズマ処理を施したグレード5チタンを使用したため、優れた剛性が得られるとともに、表面を完全に平らに仕上げることができました。これにより、輪列の極めてスムーズな動作を確保します。 またブリッジも、マイクロブラスト加工とエレクトロプラズマ処理を施したグレード5チタン製です。
スケルトン加工を施した地板とブリッジは、個々に徹底した検証テストを経て、最高の強度条件を満たしています。
RM 07-01には、可変慣性モーメントローターが搭載されており、ローターの巻上げ運動量を最適化します。
ローターの詳細
―5Nレッドゴールド製の加重外周エッジおよび加重エッジリング
―重金属製のウェイト
―ボールベアリングを使用した自動巻きシステムOneWay®
―両方向巻上げ
この可変慣性を備えたローターは、キャリバーCRMA2に搭載され、着用者の運動量に適合するように調整できます。セッティングは、2個のウェイトを適した位置に動かし、スプラインネジで固定することで変更できます。
可変慣性フリースプラングテンプ
類まれな開発を象徴するテンプです。衝撃を受けた場合やムーブメントの組立て、分解の際により高い耐性を示し、ひいては、長い期間にわたり高い計時精度を保ちます。
ムーブメントの特徴
ムーブメント直径:29.90 mm×22.00 mm
厚さ:4.92 mm
石数:25
テンプ:CuBe(ベリリウム銅)製、4アーム型、4個の調整ネジ、慣性モーメント 7.5 mg•cm2、リフトアングル 50º
振動数:28,800振動/時(4 Hz)
ヒゲゼンマイ:AK3
耐震装置:インカブロック 908.22.211.100(透明)
ガンギ車の受石:ルビフィックス(透明)
キャリバー CRMA2は、ブランドの象徴的なトノー型ケースに完璧に共生するように作られています。この共存が生みだす美しくバランスの取れたスタイルは、レッドゴールド、グレーゴールド、カーボンTPT® やゴールドカーボンTPT®から、ATZホワイトセラミックスやTZPブラックセラミックスに至る、数々の貴重な素材を駆使しながら、新たな技術の躍動の場となっています。素材には、例外なくすべてに確かな試験を実施しています。これら多くの要素が相互に影響し、大胆な想像力の源となっています。それにより、普遍の外観を失うことなく、様々なコンビネーションが生み出されてきます。
芸術分野を心得た職人が持つ正確かつ熟練の技を駆使することで可能性がさらに広がります。ゴールドのダイヤル中央に備え付けられるダイヤモンド、ブラックサファイア、ジャスパー、オニキス、パールやカーボンTPT® が際立ちます。ホワイトゴールドやレッドゴールドの中には、スノーセッティングのダイヤモンドが採用されているものもあります。TZPブラックセラミックスとATZホワイトセラミックスの両者にもまた、ダイヤモンドがセットされています。レッドゴールド製の爪は、ひとつひとつ製造、研磨が丁寧になされ、セラミックス上にダイヤモンドを留めています。この技術は、時計の洗練された特性を実現するために欠かせないものです。
ブレスレットは、単なるアクセサリーの域をはるかに超えて、時計のケースと肌との親密な関係を創り上げます。さまざまな選択肢がありますが、どれもユニークなスタイルを印象付けながらも手首に快適さをもたらします。このコレクションにのみ付けることが可能なオープンリンク ブレスレットは、卓越した開発者の手によって生み出されました。3種類のコンビネーションがあります。ホワイトゴールドとレッドゴールドの双方にスノーセットダイヤが付いたものと、レッドゴールドとカーボンTPT® のコンビネーションです。時計のケースにぴったりと装着され、RM 07-01の流線形のラインに合いまって一体化しています。人間工学が生かされたダブルディプロイメントバックルが安全性をもたらします。個々のリンクは、ビーズブラスト加工、サテン仕上げと研磨が施されています。
仕上げ
・マイクロブラスト加工を施した面取り部分
・マイクロブラスト加工を施した切削部分
・マイクロブラスト加工を施したくり型面
・地板とブリッジにエレクトロプラズマ処理
・サテン仕上げの表面
・手作業によるポリッシュ仕上げが施された面取り部分
・手作業によるポリッシュ仕上げのくり形面
・艶出し加工を施した部分
・ダイヤモンドツールによる凹面面取り
・ダイヤモンドで研磨した角
・サーキュラー仕上げの表面
・ロジウムメッキ加工(歯をカットする前)
その他の特徴
この香箱は以下の長所を備えています:
・主ゼンマイの周期的な張り付き現象を大幅に減少させ、性能を高めます。
・パワーリザーブ、性能、均一性の理想的な比率を採用、主ゼンマイは優れた三角曲線を有しています。
この時計では、ムーブメント全体を通じて動力を伝達する主要機構である輪列に、特別な歯車歯形が採用されています。 リシャール・ミルの自社製キャリバーのために特別に開発された歯車は、20°の圧力角を採用しています。 この機構では、温度変化や通常の使用によって各歯車の軸間に生じうるズレが補正され、テンワへのトルク伝達効率を高めて、優れた計時特性をもたらします。
これにより、組み立ての際にネジの締め付けトルクを最適に制御することができます。 組み立てや分解時にほとんど影響を受けないため、理想的な経年変化が保証されています。