RM 47
キャリバーRM47
手巻きトゥールビヨンムーブメント、時針、分針
パワーリザーブ: 約72時間（± 10%）。
75本限定
芸術と精神性の融合。日本文化への審美的なオマージュとしてデザインされた、新たな傑作が誕生しました。RM 47 トゥールビヨンは、4年近い歳月に渡る深い考察と設計作業の成果です。
様式美を誇る武士の鎧兜を収めるスペースを確保するため、特別に設計された極めてコンパクトなムーブメントを搭載し、すべて手作業で仕上げられた、新しいジャンルの芸術的な時計です。RM 47は、リシャール・ミルと、2度のF1ワールドチャンピオンであり、リシャール・ミルのパートナーでもあるフェルナンド・アロンソとの対話から生まれました。
エングレービング職人のピエール＝アラン・ロズロンがすべて手彫りし、妻のヴァレリーが彩色を手がけた武士の鎧は、日本古来の文化の様々な側面を表現しています。今も日本社会に息づいている武士道精神を彷彿とさせる鎧は、3Nイエローゴールドによって命が吹き込まれました。
数々のディテールが武士道精神の象徴ともなった赤穂藩藩主の浅野家を思わせます。1701年、赤穂藩の第3代藩主、浅野長矩は切腹に処せられますが、47人の家臣が主君の仇を討ってその後を追いました。浅野家の家紋はトゥールビヨンの6時位置で堂々たる存在感を放ちます。チタン、カーボンTPT®、ポリッシュ仕上げの3Nイエローゴールドで作られたリューズは、四季の象徴であり、優美さ、美しさ、そして命のはかなさの象徴でもあるカエデの葉のモチーフがあしらわれています。
武士を構成する11の部品は、エングレービングに16時間、仕上げの塗装に9時間、つまり合計して一日以上が費やされているのです。鎧兜はまるで守護神のように、時間と分を刻む手巻き式キャリバー RM47を大切に保護します。ムーブメントの最適な作動を確保するため、地板とスケルトン加工のブリッジは、航空宇宙産業で使用されることの多い生体適合性合金のグレード5チタンを使用し、ブラックPVD処理を施しています。この組み合わせにより、高い耐食性、優れた剛性、完璧に平坦な表面を実現しています。
RM 47では、ムーブメント、ケース、装飾のすべてに様々な要素が調和し、効果的に融合するようにデザインされたコンセプトが反映されています。トノー型ケースは、3Nイエローゴールド製のミドルケース、ブラックTZPセラミック製のベゼルとケース裏蓋の3つのパーツで構成されています。RM 47 トゥールビヨンは、その卓越した美しさによって武士道の精神や価値観を想起させるとともに、完璧さへの飽くなき追求と伝統への敬意を体現しています。