キャリバー CRMA3
自動巻きムーブメント、時・分表示、5Nゴールド製ローター、ディジーハンズ機能
"時刻の視覚的レイアウトを除くと、このタイムピースを一瞥しただけでは、時計作りの驚異的な創造性が内部に広がっていることなど知るべくもありません。それぞれのディテール、パーツ、機構を目にすれば、これこそまさしくリシャール・ミルだと気づくことでしょう。
リューズ中央のプッシュボタンを押すと、バレエが繰り広げられるかのようにゆっくりと動き始めます。サファイアクリスタルのダイヤルがゆっくりと反時計回りに、時針は時計回りに、それぞれ異なるスピードで回転し始めます。"
"するとたちまち時間の計測が定義し直され、ユーザーは日常生活や守るべきスケジュールから開放されます。RM 63-01 ディジーハンズは、ユーザーを厳格な日常から開放する力をもちながら、毎分異なる姿を見せて視覚を楽しませてくれます。しかし注目すべき点はそれだけではありません。
冒険のゴールに辿り着いたら、あるいは友人とのランチや休暇が終わったら、再びプッシュボタンを押すだけで、特別な時間や空間などなかったかのように、ダイヤルが元の姿に戻ります。これは時間を動きの詩情に変えてしまう時計なのです。"
机上ではシンプルに見えるこのタイムピースも、実現するには新しい解決策が必要とされました。RM 63-01 ディジーハンズのキャリバー CRMA3は、リシャール・ミルのエンジニアたちがレ・ブルルーで開発した全く新しいムーブメントであり、驚異的な複雑さを備えています。芸術的な作品を作り上げるためにクロノグラフの設計から取り入れた原理を再解釈しており、時・分機能を完全に分離するパーツが特別に設計・研究されました。
PVDコーティングが施されたグレード5チタン製のムーブメントには、ゴールド製でケルト風デザインの両方向巻き上げローターを搭載。このムーブメントは、18Kレッドゴールドのフロントとバックベゼル、チタン製のミドルケースに囲まれ、リシャール・ミル独自のラウンドケースに収められています。他のラウンドウォッチとは異なり、RM 63-01 ディジーハンズはカーブがかかったラウンド型フロントベゼルを備えた初のモデル。センシュアルで他には類を見ない外観に秘められた、豊かな芸術性を醸し出します。