THE RICHARD MILLE CUP

2-15 JUNE 2024

エレガントなヨットレース

本カップは、インショアおよびオフショアのさまざまなレースを通じて、チャレンジ精神旺盛なスポーツイベントを創りたいという思いから生まれました。他に類を見ないこのレースは今回、美しいクラシックヨットとそのオーナーが海上で自己を表現し、船の魅力をいかんなく発揮するための機会となりました。

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「20世紀前半のヨットはスピードを追求するためだけに設計・建設され、私はその極限まで高められた品質に魅力を感じています。ヨットがもつ素晴らしい個性はその美しさや効率に支えられており、輪郭、帆、マストのどこを眺めても、すべてが豪華です。どんな小さなディテールにも惚れ惚れとしてしまうのは、それぞれに機能が備わっているからでしょう。こうしたヨットは使われる素材も上質で、魂が宿っています。ヨットと私たちのウォッチは類似点が非常に多く、作られた時代は違えど、同じ哲学的アプローチから生まれています。」

リシャール・ミル

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招待制ということもあり、本大会は特別なイベントの雰囲気を漂わせます。参加するヨットは、自動車のコンクール・オブ・エレガンスと同様の厳しい基準で選考され、1939年以前に建造されたヨット、またはそれを極めて忠実に再現したもので、喫水線での長さが10メートル以上という条件で選ばれています。
その中には、ウィリアム・ファイフが設計したヨットもラインナップに並び、現役で航行している数少ない大型クラシックガフカッター「Moonbeam IV」は特に、世界屈指の美しさを誇るクラシックヨットだと考えられています。1920年・1923年と2度にわたり名誉あるイギリス国王杯を獲得したこのヨットは、ファイフが手がけたMariquita、Moonbeam 3、Altair、Tuiga、The Lady Anneといった他のヨットや、Mariette、Atlantic、Kelpie、Thaliaといったクラシックヨットと共に航行します。

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特別なトロフィー

リシャール・ミル・カップの高さは1メートルで、スターリングシルバー製。トロフィーをかけて競い合うエレガントなヨットにインスピレーションを得たデザインです。波間に浮かぶ帆のディテールと動きを、ガラード社のモダンなデザインで表現しています。リシャール・ミル・カップは持ち回りのトロフィーで、優勝者には同じくガラード社製の高さ40cmのレプリカが授与されます。

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