キャリバー RM50-01
手巻きトゥールビヨンムーブメント、Gセンサー、時・分表示、クロノグラフ(中央に秒針、9時位置に30分積算計)
30本限定
ラリーレースとゴルフの世界に応用されていたGセンサーが、F1に導入されるのは当然のことといえるでしょう。
ロマン・グロージャンのために共同で行ったモデル設計には、極限状態での使用に耐える時計を製造するという戦略がそのまま反映されています。本作によって、リシャール・ミルの時計はどんなにストレスのかかる環境にも耐えられることが再び証明されました。RM 50-01は、究極の環境のための究極の時計なのです。
建築を思わせるこのモダンなムーブメントの設計レイアウトでは、クロノグラフ機構が詳細まで統一されて合理的、動作を最適化するために技術的な解決策を用いることで、エネルギーと動きを無駄に浪費していないことが分かります。これはチタンのような素材を広範囲に採用した上で、相互に作用する様々な部品を完璧に調和させることで可能になりました。
最高のレーシングマシンの場合と同様、ムーブメントを剛性の高いグレード5チタン製地板の上に組み立てることで、優れた安定性が得られ、ムーブメントの機能が向上しています。
モータースポーツにおいて、ドライバーは自動車とその性能についてなるべく多くの情報を把握しなければなりません。この考え方が根底にあるRM 50-01には、ムーブメントが巻き上げ、ニュートラル、時刻合わせのどのモードなのかを示すファンクションインジケーター、そして減速時にドライバーにかかる重力加速度「G」を計測する機械式Gフォースセンサーが搭載されています。この究極のレーシングツールを製作するためには、合計500個以上の部品が必要となりました。