最初は‘無’でしかありませんでした。突然の爆発に続いて、何百万もの煌めく星々が現れたのです。
デザイン、製造方法ともにユニークなRM 07-01インターギャラクティック コレクションは、星空への探検の旅へといざないます。
スケルトン加工を施した自動巻きムーブメント、時・分表示および可変慣性モーメント ローター搭載
約50時間(± 10%)
マイクロブラスト加工が施されたグレード5チタン製地板には、エレクトロプラズマ加工が施され、大きな耐性が付与され、かつ、輪列が完璧な機能を発揮するに有用な表面の平滑性を与えられています。
RM 07-01には、可変慣性モーメントローターが搭載されており、ローターの巻上げ運動量を最適化します。
ローターの詳細
―5Nレッドゴールド製の加重外周エッジおよび加重エッジリング
―重金属製のウェイト
―ボールベアリングを使用した自動巻きシステムOneWay®
―両方向巻上げ
この可変慣性を備えたローターは、キャリバーCRMA2に搭載され、着用者の運動量に適合するように調整できます。セッティングは、2個のウェイトを適した位置に動かし、スプラインネジで固定することで変更できます。
ジェムセットブラックセラミックとカーボンTPT®製ケース
―ムーブメントサイズ:29.90 x 22.00 mm
―厚さ:4.92 mm
―石数:25
―テンプ:CuBe(ベリリウム銅)製、4アーム、4個の調整ネジ、慣性モーメント7.5 mg.cm2 、リフトアングル50°
―振動数:28,800振動/時(4 Hz)
―バランススプリング:AK3
―耐震装置:インカブロック908.22.211.100 (透明)
―エスケープメント詰石:Rubifix(透明)
ケース
この時計の設計、製造にはムーブメント、ケースおよびダイヤルについての包括的なアプローチを実践しています。その結果、すべては極めて厳格な仕様によって作り上げられており、完璧な調和を生み出しているのです。
ベゼルとケースバックは、カーボンTPT®を機械加工することで、独特なダマスカス模様が表れる他に類のない素材となっています。その特徴的な表面は、規則正しい筋目がついており、このカーボンTPT®が、カーボンファイバーから切り分けられた均一な繊維を何層も重ねて作られていることによります。
厚さ僅か30ミクロンのこれらの層は、分子にまで液体を染み込ませ、特殊な機械で各層の繊維の方向を45度ずらしながら織り込まれます。6気圧の圧力のもと、120℃で加熱処理されたカーボンTPT®は、リャール・ミルのケース工場に送られ、CNCマシーンにかけられます。このカーボンTPT®は、破損率を25%まで抑え込み、前衛的技術によるとされる他のカーボン素材の成型物に比べ200%も亀裂の発生率を下げています。
仕上げ
-マイクロブラスト加工を施した傾斜面
―マイクロブラスト、ミーリング加工を施した切断面
―マイクロブラスト加工を施した溝
―エレクトロプラズマ処理を施した地板とブリッジ
―サテン仕上げによる表面
―手作業による面取り研磨
―手作業による研磨を施した溝
―機械磨きされた部分
―ダイヤモンドツールによる凹型面取り加工
―ダイヤモンド研磨による傾斜面
―円型模様仕上げの表面
―ロジウムメッキ加工(歯をカットする前)
その他の特徴
このバレル仕様は以下の長所を備えています。
―主ゼンマイ内部で周期的に起こる張り付き現象を大きく緩和し、精度を高めます。
―主ゼンマイは、理想的なパワーリザーブ、精度と均一性によって優れた三角曲線を示します。
時計の輪列全体が、ムーブメントにパワーを伝えていく主要な機構であり、その歯車の歯は20度の圧力角度となっています。この仕様は、温度変化や日々の仕様により、各歯車の中心部間で生じる負荷を軽減、補正します。テンワへのトルク伝達効率が高まり、優れた精度をもたらします。
このネジは、組立の際に締め付けトルクを最適に制御することを可能とします。そのため、度重なる組立、分解といった物理的な操作や経年による影響が軽減されます。