キャリバー RMAC2
自動巻きトゥールビヨンムーブメント、時・分表示、3時位置に秒表示、オーバーサイズデイト、月表示、フライバック クロノグラフ(中央に秒針、9時位置にカウントダウン機能を兼ねた分針、6時位置に時針)、UTC機能、可変慣性モーメントローター
"空の世界は昔からブランドが夢中になっているものの一つで、長い間、パイロットの要求に応える包括的なコンプリケーションウォッチを作りたいと願ってきました。
トゥールビヨンモデルは複雑で、開発に少なくとも7年はかかり、予定より4年も長くなってしまいました。おかげで機能面において、多くの問題に対処することができたのです。RM 039 トゥールビヨンを土台とするこの自動巻きモデルは、先代の時計が持つ機能と複雑さの多くを受け継いでいます。"
RM 39-01のムーブメントは、プロパイロット仕様モデルとして設計されています。高度な技術が詰め込まれ極めて洗練されたこの時計は、熟練のパイロットの必需品「E6-B型フライトコンピューター」を現代的に解釈しています。
E6Bフライトコンピューターは固定ベゼルと両方向回転ベゼルが特徴。ともに数種の複雑なインジケーターが記されています。この回転計算尺により、燃料消費量、飛行時間、対地速度、密度高度、偏流修正、計測単位(knot/km/ガロン/リットル/フィート/KG/LBS)の高速変換等を読み取り、計算することができます。この非常に複雑なベゼルは、簡単な調節を可能にし、様々な計算とその結果の最適な視認性を確保するために、何か月もの研究を必要としました。
RM 39-01に搭載されている自動巻きキャリバー RMAC2は、UTC機能、カウントダウン機能、フライバック クロノグラフ、12位置にオーバーサイズデイト、月表示、可変慣性モーメントローターを備えています。パーツ数は約620個、石数は62石。パワーリザーブは50時間です。
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このキャリバーには特殊な機能ロック機構も備わっています。飛行中のクロノグラフの予想外の動作を防ぐために、リシャール・ミルはロッキングリューズを組み込みました。リングを回転させると、プッシュボタンとロッキングリューズを所定の位置に固定します。グリーンとレッドの表示は、それぞれロッキング機能が作動中か非作動中かを示します。"